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総括班

本研究領域は、地球深部物質中に固定された水、マグマに含まれる水の正体に、世界的にも先駆的でかつ挑戦的な実験となる高温高圧下の中性子散乱実験を通じて物質構造科学的に迫ろうとするものである。その目的達成のためにまず、東海村J-PARCに完成した世界最強レベルのパルス中性子施設に高温高圧中性子散乱ビームラインと超高圧実験装置を建設する。それを共通基盤として、水を含む地球深部物質をターゲットとした実験的研究、液体の構造物理解明を目指す実験的研究、加えて近年進展が目覚ましい量子シミュレーションによる含水鉱物・マグマ・水の研究を推進し、新たな研究領域の開拓に挑む。

総括班はこれら領域全体の研究方針策定や企画調整の役割と、領域内での共通設備基盤整備の役割の両方を持つ。そこで総括班メンバーをマネジメント担当と研究支援担当の二つに分け、前者は領域全体の研究戦略の構築、研究項目間のスケジュール調整や情報交換のサポート、および領域の広報活動や研究集会の企画・実行などを行う。後者はJ-PARCに建設する高温高圧中性子散乱ビームラインの設計・開発・建設・維持を担当して、両者がそれぞれの任務に専従する体制をとる。


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