八木先生Bridgman Award 授賞式および受賞記念講演 於イタリア 2007.9.17



八木先生が受賞したブリッジマン賞は、高圧科学の進展に大きな貢献をした科学者に贈られるAIRAPTの最も栄誉ある賞であり、高圧研究で1946年度のノーベル物理学賞を受賞したP. W. Bridgmanの名を冠して1977年に創設され(初代受賞者はH. Drickhamer)、それから2年毎に1名ずつ受賞者が選ばれてきました。1991年には故箕村茂先生が受賞されており、今回は日本人として2人目の受賞者となりました。イタリアで開催された「高圧力の科学と技術に関する国際会議」の初日にその授賞式と、約1時間の受賞記念講演が行われました。
W. J. Nellis会長及び1993年の受賞者A. L. Ruoff氏から賞状と金メダルが授与されました。
記念講演、” Development of High-Pressure in situ X-ray Diffraction Experiments and Study of the Earth's Deep Materials”は、高圧装置の発展による発生可能圧力の拡大により、地球内部物質の相転移が次々と発見され、地震波不連続の物質科学的理解がどのように進んできたかを分かりやすく解説したもので、300人収容可能な大講義室が満席で立ち見が出るほどでした。
会議の集合写真。撮影予告はなく、突如「写真撮りますよ〜」とポスター会場に声をかけて集まった人だけですので、実際の参加者よりもかなり少なめです。



フォトアルバムに戻る