高圧中性子BLアドバイザリーミーティング報告
7月25日(土)〜26日(日)にかけて、高圧中性子BLアドバイザリーミーティングが水戸のHOTEL SEASONで開かれました。
この会議の目的は、高圧中性子BLについて経験豊富な海外のアドバイザリー委員(John Parise (SUNY)、John Loveday (U. Edinburgh) 、Stefan Klotz (U. P&M Curie, Paris) 、Chris Tulk (SNS)、Yusheng Zhao (Los Alamos)、Malcolm Guthrie (APS) 各博士ら)に、本プロジェクトの方向性についてアドバイスをいただくものです。 7月25日(土)の午前中には、J-PARC見学ツアーが行われ、その日の午後には水戸のHOTEL SEASONでミーティングが開催されました。以下がそのプログラムです。
スケジュール
13:00 |
アドバイザリー委員会開催 司会:永井隆哉(北海道大学)
はじめに 八木健彦(東京大学)5分
海外パルス中性子施設の高圧BL現状報告(各20分)
ISIS:John Loveday
SNS:Chris Tulk
Los Alamos:Yusheng Zhao
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14:30 |
高圧中性子BLの計画詳細説明
コンセプト、チョッパー、検出器、高圧装置など 服部高典(日本原子力研究開発機構)50分
ミラー 有馬寛(日本原子力研究開発機構)20分
ヒメダイヤ高圧装置 鍵裕之(東京大学)15分
匠での予備実験状況 小松一生(東京大学)5分
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16:30 |
総合討論2時間 Qレンジ、分解能、集光、検出器、遮蔽、高圧装置などについて
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19:30〜 |
懇親会
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その夜には懇親会が開かれ、委員同士の意見交換や歓談が行われました。
また、翌日の7月26日(日)にはアドバイザリー委員によるレポート作成が行われました。総じて、本研究プロジェクトの方向性については、致命的なミスはないとの意見をいただき、今検討している路線で進めていってよいことが確認されるとともに、有益な意見も多々いただき、非常に今後の参考となりました。尚、参加
者は総勢33名にも及びました。
J-PARC見学ツアー・高圧中性子BLアドバイザリーミーティング
J-PARC見学風景 |
J-PARC BL11の現況(2009.7.25現在) |
会議の一コマ |
懇親会の一コマ |
John Parise博士からの贈り物贈呈 |
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